ISO審査員はどんな規格であっても必ずあるのがCPDです。 10月末頃に「1月末までに審査員資格を所持している人は更新を済ませてね~♡」というメールが飛び込んできて慌てて参加申し込みをしました。
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CPDってそもそもなに??
ISO審査員が受けるCPDって何をするの??
CPDとは Continuing Professional Developmentの略称で、「継続的能力開発」のことです。 ちとややこしいよね。
つまり資格を取得しただけでなく、ちゃんと勉強してね!ってことです。
審査員は継続して勉強することが必要!
ISOの審査員は要求事項に組織を取り巻く状況をもとにトップインタビューをすることが最初にあるかと思いますが、当然その様な時に審査員に必要になるのは
「世の中を見る目」です。
つまり業界やそれを取り巻く利害関係者の最新動向に常に目を向けておく必要があるのです。
例えば現在だと米中の貿易戦争などがそれです。原材料価格の高騰がおきれば当然組織の戦略も変わってきますし、審査員はトップインタビューでそういった組織を取り巻く状況に当たりをつけた上で審査をする必要があるわけです。
これらはあくまで審査をする時のインプットのポイントですが、ISOには原則毎年能力向上のための学習をしたことを証明しなければ資格の維持ができない枠組みが国際的なルールに基づいて存在します。
ISO審査員にはランクがある!?
私が取得したISO22000審査員規格もそうですが、資格自体は3種類のレベル分けがされており、
- エントリー資格が「審査員補」
- 経験を積むと「審査員」
- 更に経験を積んで、一定の役割を果たせる状況となると「主任審査員」
という順序で資格に昇格することができます。ちなみに組織の審査を単独で行うには主任審査員資格が必要になります。
ちなみに私が日頃一緒に勉強している人にはコンサルタントの方と主任審査員の方がいますが、話をしていて非常に勉強になります。また若い時に色々と教えて頂いたのも主任審査員の方でした。
各ISO審査員資格のCPD時間には基準がある!
毎年の継続的な学習は資格のレベルによって異なりますが、主任審査員は年間15時間以上、審査員補は年間5時間以上、というような形で各要員認証機関が基準を定めています。
学習方法については、資格保有者に自由度が多く与えられており、専門機関による学習だけでなく、自学自習による方法でもCPD対応が可能です。
ちなみに私がISO22000:2018に資格を更新する際は
- 研修を受講する(有料で2万円~3万円くらい)
- 自分で課題を提出して更新する
の方法がありましたが、その時金欠だった私はコスト削減のために課題を提出して受理されました。
その時の課題は以下の7点でした。
これで果たして通るのか?と思いながら作成を進めましたが、無事通りISO22000:2018の免許皆伝です。ただ調べるのに結構苦労したので普通にCPD受けた方が楽だとも感じました笑
まとめ
- 審査員には定期的に勉強していることを証明するCPDを提出する義務がある
- 審査員にもランクがありCPDの内容もそれにより異なる
- CPDを審査機関で受講せずに自分で提出する方法もある
これから勉強される皆さんも頑張ってください!FROMコメダコーヒー
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