日ごろほっと一息飲むときに飲むコーヒーですが、コーヒーが好きな人ほどついつい飲みすぎてしまいますよね?わたしもそうです。
豆をローストする、つまり焦がした豆の抽出液を飲むわけですから、周囲からガンのリスクが上がるなど様々な悪影響の話も聞いたことがあるかと思います。
わたしもそのようなことを言われながら飲んでいたのですが、あまりにも毎日飲むためどんな生理的影響があるのかはとても気になっていました。
そこで本記事ではコーヒーがもたらすメリットとデメリットについて解説しようと思います。
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まずコーヒーを飲むメリットについて説明します。
みなさんもコーヒーには「カフェイン」が含まれていることは既にご存知かと思いますが、これがダイエットと関係してきます。もともとカフェインは喘息の薬として利用されている薬用成分としての一面もあるのですが、
といった効果も確認されています。この他にコーヒーにはクロロゲン酸という物質が含まれており、この物質の効果としては
といった効果があります。
クロロゲンでそもそも脂肪の蓄積を抑え、それでもついてしまった分はカフェインで燃焼を促すというW効果でダイエットに効果的があるというわけです。
また、抗酸化作用についても効果があります。私たちは呼吸をすることで体に酸素を送り込んでいるわけですが、その際に発生するのが皆さんご存じの「活性酸素」です。この活性酸素は鉄を人間だと仮定すると「サビ」にあたるものです。
サビが多ければ老化していくことになりますが、これを抑制して若さを保つ働きのひとつが「抗酸化作用」です。
身体のサビには様々な要素がありますが、抗酸化作用のある食品を摂取することは、そうでない食品のみを食べ続けるよりもサビを減らすのに効果があると言えます。
また、コーヒーは精神の安定に良い効果をもたらすとも言われています。
カフェインを摂取することで、自殺防止の効果があるとまでされています。
1日2杯コーヒーを飲む人の自殺率は70%近く低いという統計が報告されています。
もちろん自殺率低下には他にも様々な要素があると思われますが、日ごろコーヒーを飲むとほっとすることは確かです。
人間が感じる「疲労」は、身体の中にあるアデノシン受容体という器官がアデノシンをキャッチすることで発生します。
特に脳が疲労した場合にコーヒーは効果的です。
疲労した身体でコーヒーを飲むと、カフェインがアデノシン受容体にくっつくことで、アデノシンが受容体にキャッチされないことになります。
よって疲労感を感じなくなるということです。(正確に言うと疲労していても疲労を感じにくくなるということになります。)
コーヒーと言えば眠気覚ましのイメージが強いですよね。
これにはカフェインの特性から説明することが出来ます。
人間の脳には「門」の様なものが設けられており、ここで化学物質は排除されます。
しかしカフェインは非常に小さな物質である為にこの脳内に設けられた門をすり抜けることが出来、その結果中枢神経を興奮させて脳を興奮させることができるのです。
これはメリットでも解説しましたが、コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があります。
むくみを取るというメリットもあるのですが、同時におしっこに頻繁に行きたくなるというデメリットもあります。大事な会議や試験ではコーヒーで覚醒したい気もしますが、トイレが近くなるのは困りますよね。
アルコールやニコチンほど強力ではありませんが、カフェインにも依存性があります。
依存性は弱いものの、禁断症状に近い状況にもなるので飲みすぎは禁物です。
身体に良いものも悪いものも同じ食品・飲み物を過剰摂取するのはよくないですのでなんでもバランスよく摂取しましょう。
食品の法律に厳しいヨーロッパはどの様な目安を提唱しているのか調べたところ、
1日400㎎まではカフェインとっても問題なしとされています。
ですからスターバックスでトールサイズのドリップコーヒーを飲むのであれば2杯までが限度ということになります。
わたしなんてもっと飲んじゃってますけどね笑
如何でしたでしょうか?
中毒かなぁ~と思いながらもこれだけコーヒーには良いところがあります。
飲み過ぎない程度にうまくコントロールしながらこれからもコーヒーライフをエンジョイしましょうね!