コロナウイルス騒動が深刻化していますね。
ウイルスの被害も日々深刻化してきて、各国の感染度の違いから生活習慣の関係性が見えてきたりと、この未知のウイルスについて少しづつ分かってきたことも出てきました。
そこで、ウイルスとはあまり関係がないですが、日々気を付けたい
「衛生」と「きれい」
の違いについて記事を書きたいと思います。
食中毒で免疫のガードが下がったところで、コロナのダブルパンチとかイヤですもんね。。汗
まずは各自の免疫を落とさない様に、日々健康に過ごしたいものです。
Contents
似た様で違うこの言葉、、日々何気なく使われています。
食中毒や体調管理を考える上で、実はけっこう重要な要素でもあるんです。
見た目がキレイでも菌に汚染されたまっくた食品加工所や、一見、モノが多くとも整理整頓がきちんとできていて菌に汚染されていない食品加工所など、
組織によって実に様々です!
「食品衛生7S」という更に踏み込んだ考え方もあるのですが、更に分かりやすく
「衛生」と「きれい」
について本記事では解説していきたいと思います。
定義では
健康の保全と増進を図り、疾病の予防・治療に努めること。
とあります。
つまり「衛生」というのは衛生的な状態にするための維持・運用のことを指します。
衛生的に向かう基本的な作業には「洗浄」があります。
洗浄というのは、私たちが洗剤で食器を洗ったりすることで、菌そのものや菌の栄養素を落とすことが分かりやすい例かと思います。
微生物よりも少し大きな例としては、散らかった家と虫の関係です。
家の中に生ごみや残差などが多いと、
Gやコバエがやってくるようになります。
これらのフンや死骸が新たな汚染を生み、家がどんどん汚くなっていくわけです。
大事なのはそもそもこれらの汚染する奴らを日々取り除き、殺してしまうことなのです。
きれいには2つの意味合いがあります。
です。
衛生上のきれいさを実現するためには、菌があつまりにくい環境が必要となりますので、まず外見上のきれいさというのは非常に大切になります。
外見上きれいであれば「洗浄」がしやすくなるからです。
洗浄がしやすくなれば、殺菌も同じ様に簡単で、殺菌する薬剤がきれいな場所だとよく行き渡るわけです。
前項で述べた
「衛生上・細菌学上のきれい」
を目指すのであれば、それは食中毒の防止にもつながってきます。
例えば、お弁当箱をきれいに洗っていない状態で次の日のお弁当を詰めてしまった場合、新しく作ったお弁当も菌に汚染されてしまいますよね!
これは、弁当箱の中に
からです。
当然菌はそれを栄養源として増殖して、新しく詰め込まれたお弁当も汚染するのです。
なのでまず食中毒防止に大事なのは、衛生的なきれいさを目指すということです。
そして食中毒の防止に向けては、
が重要となります。
これには2通りありまして、
があります。
簡易検査キットでどれだけ汚れているのかを測定することができます。
使い方としては、清掃後にどれだけ「衛生的」になっているかを確認することです。
これは洗浄前の状態のものを測定しても意味がないので、必ず「洗浄後の衛生度の確認」として利用するもので、私も品質管理の仕事をしていた頃は、製造エリア内の清掃チェックでこれを使用していました。
このATP検査法で
清掃が難しいところの当たりをつける
のが食品工場を衛生的に運用するポイントです。
微生物検査は食品メーカーや大学などにあるクリーンベンチで行うアレです。
検査の結果が出るまでは時間がかかるのが欠点ですが、ふき取り検査などによって正確な汚染度合いを測定できるので、衛生的な対策も立てやすくなります。
話は食品製造の内容まで踏み込んでしまいましたが、まずは身の回りを「きれい」にするだけでも全然違ってくると思います。
このご時世ですから、免疫力を下げない為にも是非この「きれい」と「衛生」について考えながら生活してみてください。
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