さて、ISO22000:2008から新規格である2018への移行期間ですが、2020年を過ぎるとぼちぼち締め切りが見えてきます。
この前答えられなくて工場長に「お前は減給だ!」とブチ切れられちゃったよ。
じゃあアンテナ張っておかないと。
簡単に解説するね!
2018年版の準備はいつから始めればいいのか?の疑問にお答えします!
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2021年6月18日までに判定委員会の承認をもらうことが必要
移行に関してはISO9001を所持している組織とそうでない組織で準備期間は異なります。9001認証のない組織に関しては半年以上準備期間を設けた方がいいでしょう。
逆にISO9001認証を所持している組織であれば私の経験上3か月あれば運用含めて準備できるかと思います。
なぜISO9001を所持しているか否かで準備期間が変わるのか??
わかりやすくいうと目次立てが2018年度版はこれまでと全く異なるのです。判定員会で意向を認めると言われるのが2021年6月18日までにしてねということです。
つまり審査後に判定委員会で審議される時間も考慮すると、逆算すると2021年4月までには審査を受けなくてはいけません。
ISO9001の認証を持っている組織か否かでISO22000:2018の導入の難易度が変わるのは、ISO22000:2018がISO9001と同じ章立てを利用するからです。
例えていうならば、これまで自分の型で文章を書いてきた作家がいたとして、とある日に編集者から突然「この目次立てで本を書いてください」と言われたら修正に大分時間がかかると思います。まさにそんなイメージです。
私が組織で22000:2018認証を受けた頃は既に9001の認証も所持していたので書類を起こして、現場での運用含めて4か月弱程度で組織に馴染ませることができました。
組織の状態により準備期間は前後するとは思いますが、大体そのぐらいを目安にスケジュールを立てられるのが良いかと思われます。逆に9001認証の所持がなく、旧式のISO22000:2008しか所持していない組織の場合はISO9001の章立てに変更するところから始めなくてはならないので、時間がかかると思われます。
過去に私が出向した企業では9001の認証がなく、22000の旧規格のみ所持していたので構築に1年近くかかった記憶があります。※私も不勉強だったので大分時間がかかっちゃいました。。
また運用実績も最低3か月必要なので、そこも考慮に入れる必要があります。運用実績が最低3か月が必要だから、2021年1月までには2018年度版の仕組みにしてくださいということです。
これまでのサーベランス審査と移行審査は1回にまとめてOK!
ISO22000:2008のサーベランス審査を既に予定している組織であれば、「えっ!?移行審査・サーベランス審査をダブルで受信しなくてはならないの?金かかるじゃん!怒 と思われるかと推察しますが、移行審査とサーベランス審査をそれぞれ1回ずつ受ける必要はなく一括で行うことが出来ます。コスト的にも現場の負担的にも、移行審査とサーベランス審査はまとめて受診することをお勧めします。
ISOの審査を通じて組織を良くしたいって会社は両方受診しても良いのかもしれませんが、1回でまとめて受けた方が働く人の負担もコストもかからないのでオススメです。
まとめ
- 2018年の完全移行は2021年6月18日に判定委員会での判定までの取得をもって終了
- 組織に根付かないと審査で指摘になるので早い段階から2018体制を整えておいた方がいい
- サーベランス審査とISO22000:2018移行審査はまとめて審査したほうがコスト的にもよい
ISO22000:2018に更新される組織はぼちぼち準備を進めていきましょう!
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