今回紹介するのは「このまま以下の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」という本です。
「転職の思考法」はこんな方におすすめ!
おそらくこの本を検索された方は転職で迷われている方なのではないかと思います。私自身もっと早くこの本に出合っておけば良かったなコンチキショウ、、とおもうくらい有用なことが書いてあります。
この手の本は私も書店で立ち読みするのですが、抽象的な言葉や聞いていて気持ちのいい言葉のみが羅列されていて実際に役に立たないことが多いのですが、この本には具体的な方法まできっちり書かれています。
実際に転職を予定されている方だけでなく、社内もしくは社外で自分のキャリアをどのように構築していくか迷っている方にも具体的な行動例が書かれているので非常にお勧めできる本で、日々の仕事に対する取り組み方も変えさせてくれる本です。
著者について
【北野 唯我】
兵庫県出身。神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂に入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。その後、ボストンコンサルティンググループを経て2016年、ハイクラス層を対象にした人材ポータルサイトを運営するワンキャリアに参画、サイトの編集長としてコラム執筆や対談、企業現場の取材を行う。テレビ番組のほか、日本経済新聞、プレジデントなどのビジネス誌で「職業人生の設計」の専門家としてコメントを寄せる。
あらすじ
1章
ここでは「一生食える」を確保する4つのステップについて解説しています。
- 自分のマーケットバリューについて知るということからスタートすべきだと書かれています。このマーケットバリューには大きく「技術資産」「人的資産」「業界の生産性」の3つがあり、1章ではこの3つのマーケットバリューについての詳細を解説しています。
- 今の仕事の寿命を知るということ、ここでは仕事がなくなるサイクルや「伸びている業界で働いたことがある」というだけでバリューが高まるということについて解説している。
- 強みが死ぬ前に、伸びる市場にピボットするということ。ここでは成熟したマーケットはコモディティーになるだけという流れや、伸びるマーケットを見つける二つの方法、才能は不平等だがポジショニングは平等だという点について解説しています。
- 伸びる市場の中からベストな会社を見極めるということ。ここでは「働きやすさ」と「マーケットバリュー」のどちらをとるか、「いいベンチャーを見極める三つのポイント」、「転職エージェントの活用方法」、「中途入社で入るべき会社と新卒で入るべき会社の違い」などについてかなり具体的に解説されています。
2章
ここでは架空の組織を舞台に「組織の論理が人の心を殺すとき」についてストーリーが展開されてます。転職に対する世の中の組織の考え方について、会社を居場所と決めた人間の行動の変化について解説されています。
3章
ここでは転職活動の後期に生じる悩みについてストーリーが展開され、主人公の迷いに対して以下のアドバイスが出されることになります。
- 転職後期に迷いが生じたらそもそもの目的に立ち返ること
- すでに給料が高い成熟企業と今の給料は低いけど今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩むことがあれば迷わず後者を取れ
- マーケットバリューと給料のギャップを日本では40代後半になるまで誰も教えてくれない
また、転職時のパートナへの説明方法についても開設されています。
4章
ここでは「心から納得のいく仕事を見つけるのに必要なこと」について経営コンサルの黒岩と転職を考えている主人公が実際にパターンが異なる企業に転職活動をして、自分が働くことで何を得たいかを考えることについて解説されています。
ここで登場するのが「To do型」と「Being型」という2種類のサラリーマンです。世の中のほぼ大多数が「Being型」の人間で、この型のサラリーマンが心の底から仕事を楽しむために必要な条件や好きなことを具体的な仕事につなげる方法についても解説されています。
コメントを残す