今回は醤油ラーメンの名店、「ラーメン屋 トイ・ボックス」を紹介しようと思います。元々胸チャーシューと醤油の組み合わせが大好きなので以前から一度は行ってみたかったのです。
本記事は以下の方を対象にしています。
・ラーメン屋 トイ・ボックスのおすすめメニューについて知りたい
・ラーメン屋 トイ・ボックスの特徴は?
以下で解説していきます。
Contents
まず目を引くこのトイ・ボックスという店名についてですが、これは「おもちゃ箱を開けた時のようなわくわく感を提供したい」という店主の思いからつけられた店名です。
席数はカウンターで8席ほどしかなく、行列必至の名店です。
町田にあった「ロックンロールワン(現在閉店)」にインスピレーションを受けた店主がつくり上げた渾身のラーメンです。
だしに使われている原材料は鶏だけで、なんだか新宿「風雲児」や古河「稲葉」を思わせる原材料へのこだわりです。
私自身ロックンロールワンがまだ町田で営業していた頃、何度かお店に食べに行ったのですが、その端麗な旨さと店の独特の雰囲気(「私語厳禁)、「店で一番偉いのはラーメンだ」など演出もそう感じさせたのかもしれませんが)に圧倒されていました。
トイ・ボックスのおすすめメニューはやはり「特製醤油ラーメン」でしょう。
鶏胸チャーシューを使用している醤油ラーメンはここ最近流行していますが、ここの店が飛びぬけているのは、鶏油の香りと深みとキレのある醤油感が突出しています。
まず特徴のひとつである鶏油です。通常の鶏油を謳った醤油ラーメンと比較して、使用量が多いということです。
店主の手元を見ていると、スープを入れる段階で鶏油を入れており、配膳の直前にも鶏油を加えていることが分かります。
すごいのがこれだけ鶏油を使用していながら脂っこさが全くないんです。
次にキレのある醤油の旨味についてです。
醤油ラーメンはシンプルな味わいの為にどうしてもメインとなる醤油の旨味が単調になりがちですが、ここの醤油ラーメンはそんなことがないのです。
理由は8~9種類の醤油をブレンドしたこだわりの醤油タレを使用しているからです。
元々醤油は味の出方が単調ですので、複雑な深みを出すのが難しく、それを他の調味料でカバーしようとして結果的にそれが不自然な旨味に繋がってしまうのです。
しかしトイボックスの醤油ラーメンはこれだけ多くの醤油を使用しているので、深みのある醤油感が出せるのです。
次にトイボックスこだわりのダシについてです。
トイボックスでは、川俣シャモと名古屋コーチンなどの5種類の鶏と水のみで採ったスープを使っています。
口に入れた時の広がりのあるうまみは、このダシの効果があることは間違いありません。
トイボックスは、6年連続でミシュランビブグルマンを獲得したお店です。
金色不如帰などもビブグルマン獲得店ですが、これを6年近く連続で獲得しているのです。
ビブグルマンを獲得しても、次の年には審査に通らないことはザラにある世界で6年連続でビブグルマンを獲得できるのは素晴らしいことです。
麺は若干平打ち形状です。
醤油のそこに浮かび上がる麺の白い影が何とも言えず美しいです。
スープにふんだんに使われた鶏油をしっかりと絡んでくれるので、麺をすすると口の中に鶏油と小麦の香りが広がります。
トイ・ボックスの営業時間は以下の通りです。
【平日・土曜】
11:00~15:00
18:00~21:00
(材料切れにより早仕舞いの場合があります)
【日曜・祝日】
11:00~15:00
日曜営業
定休日
月曜日(祝日の場合は、翌日の火曜日に振替)・第2火曜日
今回はラーメン屋 トイ・ボックスを紹介させて頂きました。
私的には胸チャーシュー端麗系醤油ラーメンは「八咫烏」、「ロックンロールワン」、「金色不如帰」が完成度が高いと感じていますが、トイボックスはこれに並ぶ名店だと思います。
最近はこういった系統のラーメンは流行っていますが、特に美味しい醤油ラーメンが食べたいという方にはおすすめです。