今回は英語が出来ると転職に有利なのか?というテーマについて解説しようと思います。
英語の重要性は様々な場面で言われることですが、それが実際に転職に結び付くかどうかはかなり重要ですよね?
英語を勉強するのは時間がかかりますし、時間を投資してまで英語力を伸ばすこと自体に疑問を感じる方は多いかと思います。
そんな方の疑問を解決できる記事を私の転職経験や転職エージェントや知人のキャリアカウンセラーの方から教えて頂いた内容を元に書いてみました。
本記事は以下の方を対象にしています。
・英語の勉強をすべきか悩んでいる
・転職活動に英語が役立つケースは?
・英語が役立つ職種ってどんなものがあるのか?
・転職で英語が出来ると判断されるにはどうすればいい?
・具体的な英語学習の方法について知りたい
以下で解説して行きます。
Contents
転職に英語力だけではアピールにならない
既に実務経験を重ねてきた方の場合、つまり40歳くらいの中堅クラスの方であれば、英語力だけあってもアピールにはなりません。
転職する際にTOEICのスコアが高ければ、マイナスイメージにはなりませんが、その年齢の人に求められるのはマネジメント能力や専門分野での高い知見です。
中堅クラスの方であれば、自分の専門分野で意見を語れるような英語力が必要となります。
TOEICのスコアを上げるなど英語力を上げたことで社内的な評価は高くなると思いますが、転職市場でどれだけ評価されるかは転職先の業界によります。
自分の専門分野にプラスして英語力の武器があれば敵なしですので、この2つを意識して学習しましょう。
逆にあなたがまだ新入社員くらいの年齢であれば、英語力だけあってもアピールできます。
英語力を高めたとは日本ではTOEICのスコアを指すことが多いですが、スコアアップに向けて努力できる人間だと認めてもらうことができます。
実務についてもこれから期待値の高い年代なので、ひとまず英語力を上げることだけを目標にしてもいいでしょう。
英語が必要とされている職種
次に英語が必要とされる職種とはどんなものがあるのでしょうか?
大きく分けて2通りあり、
・日本企業だが外国(英語圏)に駐在する場合
・海外に出張してコミュニケーションを取る仕事
以下でその具体例を解説致します。
ケース①日本企業だが外国(英語圏)に駐在する場合
バリバリの日本企業でも外国に駐在する可能性がある場合、英語は必要となります。
私がかつていた会社ではアメリカに工場が4か所あり、中南米にも事業所がいくつかありました。
日本の部門では上司も日本人ですし、英語は全くと言っていいほど使わないのですが、アメリカに駐在となると現地の人とのコミュニケーションは基本英語になります。
日頃から日本からの駐在員同士で過ごすわけではないので、社内の輪を広げるには積極的に現地の人とも関わる必要がありますので英語が出来ないと致命的です。
ケース②海外に出張してコミュニケーションを取る仕事
続いて、海外に出張してコミュニケーションを取る必要のある仕事も該当します。
最近は海外に行っても現地の言葉を使わずに済む仕事もありますが、交渉や審査など現地の人とコミュニケーションを取らないと成り立たない仕事もあります。
特にこういった場合は言葉のニュアンスなどで意味が大きく変わったりもするので、自身の言葉で相手に意思を伝える必要があります。
外資系企業や海外に出張する様な仕事をされている方も英語は身に付けておいた方がいいでしょう。
私の場合は審査関係の仕事をしているので、海外の会社に審査に行く時は英語がどうしても必要になりますし、業界の専門用語が出てきます。
よって、自分の実務能力だけ上げればいいわけではなく、自分の言葉で現地の人に正確な意思疎通が出来る必要があるのです。
転職にはどれだけの英語力が必要なのか?
では転職には具体的にどれだけの英語力が必要なのかというと、
日常会話は流ちょうにこなせて、自分の専門分野については正確に伝えられるところまでは必要です。
20代であればそこまで求められないですが、即戦力となりマネジメントも求められる30代後半はそのくらいの英語力を求められます。
なんだ、じゃあ無理じゃないか。。と転職活動中の私も思ったのですが、転職エージェントが言うにはTOEICで800点近く取ればそれがポテンシャルとして認められるとのことでした。
つまりTOEICで800点近いスコアを取っていると、その時に英語が話せなくても訓練次第では英語を使えるビジネスパーソンとして活躍できる素質はあると判断されるというわけです。
よってまだこれから転職に向けて英語学習を始めようとする人は、英会話に行くよりもTOEIC800点を目指しましょう。
そこからの方が英会話も身になりますし、本格的な英語を使えるビジネスパーソンとして自分を磨きやすくなります。
就職時や転職時に役立つ英語の資格は?
就職時や転職時に役立つ英語の資格には
・TOEIC
・実用英語技能検定(英検)
があります。
まずTOEICですが、日本ではメインとなる判断基準です。昔は英検でも良かったのですが、英検は位置づけ的に学生が実力試しに受験する印象が強いです。
英単語もビジネスに特化したものもTOEICと比較すると少ないです。
仮に英検で1級を持っていたとしても、面接で「これだけ素晴らしい英語力なのにTOEICは受験しないの?」といった質問はよく聞きます。
私のいる会社の人事でも英検とTOEICだと、TOEICスコアを重視すると言っていたぐらいです。
英検である程度実力をお持ちの方でしたらTOEICも素晴らしいスコアを出せるので、早い段階で受験してみましょう。
英語力が高いと人生が楽になる
英語力が高いと人生が楽になるというのは本当です。
何といっても英語力は日本において学歴よりも重視される傾向にあるからです。
日本の会社はなんだかんだで学歴がモノを言うところはありますが、社会人になってから英語をマスターしたりTOEICで良いスコアを取った場合は評価を上げるところは多いです。
社会人になってそもそも勉強する人は少ないので、逆に勉強して何らかの形で結果を出すことは差別化につながるのです。
TOEICで良いスコアを取ったり、英語でビジネスが出来れば転職でも好待遇の会社は多いです。
今の会社で嫌なところがあったり新しいことにチャレンジしたい場合でも、何も勉強していない人よりはるかに有利なのです。
そういった意味で英語は非常にコスパの良い勉強と言えるのです。
そのあたりは以下記事でも解説していますので参考にしてみてください。
英語力が上がったらエージェントサービスに登録してみよう
英語力が上がって転職活動を始めるのであっても、自分で転職サイトに登録してはいけません。
エージェントサービスを利用することです。
転職で重要なのは、これまでのキャリアと自分の適職をプロの視点で見てもらうということです。
エージェントは仕組み上、転職後に転職者に辞められるのが一番困るので、転職希望者の要望に沿って必死に良い転職先を探してくれます。
また、英語だけでなくどの業界にはどんな知識が必要なのかを教えてくれもします。
登録も無料ですので、転職を考えている方はオススメします!
まとめ
今回は英語資格を取得すると就職や転職に有利なのか?という点について解説しました。
確かに社会人になってから何かをイチから学ぶのは大変です。勉強方法も分からない上に、日頃の仕事の合間に時間を割くことも極めて難しいでしょう。
しかし、そういった中でも努力して結果を出す人に未来は開けます。
今ではこうしたブログやYouTubeでTOEICの勉強方法に関する情報は以前より取りやすくなりました。
そういった情報を参考にしつつ、最小限の努力で頑張っていきましょう!
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